介護職の志望動機(面接や履歴書の対策)

【介護職の志望動機は何を書く?】履歴書や面接対策

【介護職の志望動機は何を書く?】履歴書や面接対策

志望動機は面接官が「入社した後に長く働いてくれる意欲はあるのか」を見る大切なポイントです。そのため「なんとなく雰囲気がよさそうだから」などの抽象的な理由だと、面接官に響かない可能性が高いです。興味を持ってもらうには、4つのポイントを押さえた上で書きましょう。

まず、「転職理由と志望動機に一貫性を持たせること」です。例えば、サービスの企画部門にいたが商品開発部門で有形の商品の企画に携わりたい、という転職理由だったとして「有形のヒット商品をたくさん出している御社で企画力のスキルを活かして活躍したい」などの志望動機であれば一貫性があります。また、「なぜ介護職を選んだのか」「なぜその職場を選んだ理由」も大切です。なぜ他ではなくて当社なのか、というポイントが抑えられると強く訴えることができます。そしてあなたが次の「職場で活かせるスキル」にはどのようなものがあるかも動機として書いておくと具体性があり好印象です。最後に「入社後に実現したいこと」は意欲の部分なので明確にして伝えましょう。この4つがきれいに整って矛盾のない文章になると、志望動機は面接時にあなたの味方になってくれます。

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介護の仕事をする上で、自分のキャリアイメージやアピールポイントを整理する

介護の仕事をする上で、自分のキャリアイメージやアピールポイントを整理する

「いきなり志望動機を書けと言われても思い浮かばない!」と悩んでいる方はまず、今の自分の状況とこれからの自分をよく観察して整理してみましょう。転職をするということは、何らかのキャリアイメージがあるはずです。キャリアイメージが浮かんだら、今度は自分がアピールできそうなスキルや経験について考えてみるのです。このキャリアイメージは長期的であればあるほど、面接でも有利になります。なぜなら、面接でとっさに聞かれてもキャリアイメージについて語れるからです。さらに深堀をされたときにもしっかりとイメージできていれば明確に答えることができます。

自分の心理状況だけでなく、所有している介護の資格がある方はそれを活かしたキャリアアップを目指したいのかも考えてみましょう。に未経験の場合は介護職でどういうキャリアを目指したいかを明確にしていきます。例えば「社会復帰したい」などの理由が出てくるはずです。キャリアのその先で、あなたは今後も介護職を続けていくのかどうか、というところまでプランをイメージできると良いです。

なぜ介護職を目指すのか具体的に説明しよう

なぜ介護職を目指すのか具体的に説明しよう

介護職に応募するときの志望動機は、自分がなぜ介護職を目指しているのかや、介護職に向いていると思うのであれば、その理由を明確に面接官に説明できるとよいでしょう。「人のためになりたい」のような曖昧な表現では、介護職以外にも人のためになる職はたくさんあるので、説得力に欠けます。より具体性を持たせるためには、どういうことがきっかけで、どういう経験をして、あなたが介護職に就こうと思ったのかをアピールする必要があります。特に未経験で介護職を目指す方は、なぜ介護職なのかという点を深く考えてしっかり答えられるようにしておくと面接で具体的に話すこともでき、何かを聞かれても一貫性を持って答えることができるのでおすすめです。

介護職の志望動機では人間性アピールも大切

介護職の志望動機では人間性アピールも大切

近年の介護職は、人材が不足しているのが現状です。しかし、不足している中でもやはり魅力的な人材がほしいと思っている企業は多くあるものです。市場がどうであれ、魅力的な人は面接官の印象に残ります。介護職の志望動機ではスキルや経験も見られますが、人間性をアピールすることも大切です。むしろ、スキルよりも人間性をアピールしたほうがいい場合があります。経験を重ねるごとにスキルは身に付きますが、人間性はその人の人柄なのでどこかで急に身に付いたりするものではありません。協調性があるのかリーダーシップがあるのか、自分はどんな人間なのかをよく観察してみましょう。何か課題があったときにどう動くのかを客観視すると分かりやすいです。そしてその人間性と志望動機を上手に組み合わることができれば、面接官に魅力的な人材だと思ってもらえる可能性が高まります。

施設形態や介護職の種類に合わせた志望動機を考えよう

施設形態や介護職の種類に合わせた志望動機を考えよう

介護職の志望動機は、応募先の施設形態や介護職の種類に合わせて変えることも必要になる場合があります。介護職の職場には、有料ホーム・グループホーム・特別養護老人ホーム・デイサービス・在宅など、さまざまなものがあります。そして職種の種類には、介護職・ホームヘルパー・ケアマネージャー・相談員・管理職・フロント・調理や清掃など多岐に渡ります。仕事の内容や利用者とのコミュニケーション方法も職種によって変わってきます。自分の応募先の介護職はどの形態にあてはまるのか、仕事内容はもちろん、どのような形で利用者と関わるのかをきちんと理解しておく必要があります。前述のようなことを押さえてから志望動機を考えましょう。そうすることで相手の求める人物像とかけ離れることなく、自分のことを伝えられるようになります。

異業種・介護職未経験の場合の志望動機のポイント

異業種・介護職未経験の場合の志望動機のポイント

介護職をまだ経験したことがない方が介護職に応募するときは、どんなことを話したらいいのか不安になりがちです。そんなときは「なぜ介護の仕事に就こうと思ったのか」を志望動機として話すとよいでしょう。面接官側から見れば、今まで介護職に就いたことのない人がなぜ介護職に就こうと思ったのかは気になるところです。「6ヶ月連続でトップの営業成績でした」というこれまでの仕事の実績よりも、「お客様にいつも笑顔で優しく接することを心がけていました」など、どういう人柄でどんなことを思って介護職に応募してきたのかを具体的に説明できるほうが、分かりやすくて印象が良いのです。資格の勉強していたり、研修を受講していたりする方は取り組んでいる内容を伝え、さらに学んだことを職場でどう活かせるかまでアピールができると魅力度が格段にアップします。

よくある質問

介護職の志望動機でNGな内容はありますか?
介護職の志望動機でNGな内容はいくつかあります。まず、ありきたりすぎて印象に残らない内容や、志望動機にネガティブなことが含まれている場合です。そしてなぜこの施設を選んだのか明確でない場合、そして待遇面のことしか話していない場合なども面接官はいい印象を持ちません。どれも介護職に限ったことではないですが、共通しているのは「具体的でなくあやふや」であることです。具体性を持ってしっかりと相手に伝える気持ちが大切です。
面接では履歴書に書いた志望動機と同じ内容を答えてもいいですか?
面接では履歴書に書いた内容について話すので、別に同じ内容であっても問題はありません。しかし、履歴書に書いた内容をそのまま暗記して読み上げるような形で話すのは、内容に深みがなく、面接官に意欲が足りないと判断をされてしまう可能性もあります。志望動機欄のスペースには限りがあるので、要点だけを書いておいて、詳しいことは面接で話す、という方法だと面接官からの信頼度もアップしやすくなるのでおすすめです。
  • 志望動機例(1)介護職経験者

    志望動機例(1)介護職経験者

    以前は介護福祉士として高齢者福祉施設で介護職として7年働いておりました。今回転職を決めたきっかけはケアマネージャーの資格を取得したからです。私の父が、介護が必要な状況になり、父のために少しでも介護の知識を深めたいと思い、取得しました。そして父やその介護をする母を見ているうちに、自宅で生活をしている高齢者やその家族が一人でも多く無理なく安心して暮らしていけるように支援していきたいと考えるようになり、転職を決意いたしました。ケアマネージャーとしての経験は未経験ですが、介護福祉士の仕事で得たスキルや経験と、相手に心地よく過ごしてもらいたいという願いを忘れず、キャリアアップをしていきたいと考えています。

  • 志望動機例(2)現在とは別の介護職・施設形態へ転職

    志望動機例(2)現在とは別の介護職・施設形態へ転職

    私は前職で、介護付有料老人ホームで60名の介護を経験しました。この仕事で得たことは入居者様と真摯に向き合い、理解を深める力とチームワークです。それまで介護度の低い入居者様を主に担当していたのですが、介護度の高い入居者様を担当することになり、はじめは知識もなく、どうしていいかわからない日々が続きました。しかし、入居者様の環境を少しでも変えたいと思うようになりました。そのためには真摯に向き合う必要があり、同時に知識をつける必要もあったので資格を取得しました。それでも分からないことは周りの先輩に相談をしてチームワークで乗り越えることができました。これらの経験を活かして、より一人一人の入居者様と密に向き合うことができるグループホームへの転職を考えています。

  • 志望動機例(3)未経験から介護職へ転職

    志望動機例(3)未経験から介護職へ転職

    前職では個人営業の新規開拓の仕事を5年していました。初めてお会いするお客様がほとんどで、警戒心を解いてもらうためにいつも笑顔で寄り添ってお話を伺うことで、信頼を得るよう心掛け、成果にも繋げてきました。社内でトップの成績を5ヶ月連続で維持したこともあります。しかし、この度身内が高齢になり、介護が必要な状況になりました。それまで介護の知識はありませんでしたが、身内を助けねばと思い、必死で介護の知識を学びケアマネージャーの方とも何度もやりとりをして、乗り越えてきました。それと同時に、介護の仕事にも興味が湧き、私と私の家族を助けてくれたケアマネージャーの方のように、今度は私が介護が必要なご家族のために何かできることはないか、と思うようになりました。営業時代のお客様を思いやる気持ちを活かして、介護という新たな世界で挑戦をしてきたいと思います。

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  • この記事の監修・著者プロフィール(株式会社クリエイト Webマーケティング担当)

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